1これまでの私
アーリーリタイアをして、優雅な生活を手に入れたい。
前述しましたが、「アーリーリタイア」、「セミリタイア」という生き方があることを知ったことが最も衝撃的でした。
しかも、例えば事業を立ち上げて成功させて何億、何十億と大儲けしてからのリタイアではありません。
アーリーリタイアをした人達の多くは数千万円程度の資産しかないのに、節約をしたりポイントサイトを活用したり、少しだけアルバイトするなどでサラリーマン生活から抜け出し、日々充実した生活を送っているのです。
そんな人たちが日本にたくさんいることを知ってびっくりしました。
「そうはいっても、生活を切り詰めてのセミリタイア生活は大変だろう」とも思ったのですが、実際にセミリタイアした人たちのブログなどを見てみると、誰もが普通の、少なくとも会社員当時の自分よりもはるかに充実した生活を満喫しているように見えるのです。
「自分もこういう優雅な生き方がしたい…!」と思う気持ちはどんどん強まり、その後の人生観や生活スタイルは大きく変わりました。
2現在の私
節約活動は、「ゲーム」感覚で。
現在意識していることは、とにかく自分の生活スタイルを見直し、検証、改善すること。
これがいちばん大事だと感じています。
節約で一番簡単に取り組めるのは食費でしょうが、ただ削るだけでは健康を害してしまうリスクもありますし、なにより楽しい食生活を送ることができません。
そこで、できるだけコストを抑えつつ身体に良いものを摂取し、かつ充実した食生活を感じることができるかをいつも測りつつ、それをゲームのように楽しむようにしています。
また、家賃や通信費などの固定費を下げることもとても大切だと分かりました。以前は10万円程度のアパートで暮らしていましたが、現在のアパートの家賃は5万円です。これだけでも5万円の生活費を抑えることができています。
光熱費も以前はクーラーやヒーターを何も考えず使っていましたが、電気代の安いこたつを利用したり、重ね着をしたり、冷暖房が効いている図書館を利用するなどして削減を図っています。
苦労していることでは、「確定申告」ですね。
今年始めて確定申告をしましたが、株やETFを購入している証券会社の口座が源泉徴収のある特定口座でなく、なぜか一般口座にしていたことを知り、かなり確定申告の作成が面倒でした。
おそらく当時は会社勤めをしていたということで、会社に通知が行かないようにと考えて一般口座を選んだのかもしれません。
特定口座とは
売買内容の記録や損益の計算を証券会社が代わりに行ってくれる口座をいいます。
「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」を選ぶことができ、「源泉徴収あり」の方は証券会社が取引の都度、利益から税金を徴収して、税務署へ納付するため、自身で確定申告をする必要がありません。
※「源泉徴収あり」で確定申告しなければ、分離課税になるので会社への通知はありません
今持っているETF等がある一般口座から、新たに特定口座に移すことはできないらしく、一旦全て売却し、改めて特定口座からETF等を買い直さなければならないようです。今後も毎年確定申告の時期には面倒な計算等をする必要があるようでとても気が滅入ります。
また、全ての銘柄を毎月分配型ではなく再投資型(※編注 ETFの場合、通常分配金は再投資されませんが、何らかの仕組みを使うことで、再投資できる場合もあります)にしていて、それは資産形成上悪くないと思うのですが、いざセミリタイアを始めてみると、(投資資産では分配金等の取り崩しがないため)普段使う現金は預貯金から取り崩すことになります。
すると、手元の現金がどんどん減っていってしまう。これが結構ストレスに感じています。
3これからの方針について
これからも、ほったらかし投資で
昨年から現在(2020年~21年)にかけて日本もアメリカも株価が好調で、その恩恵で額面上の総資産額も過去最高の数字になりました。ですが、現在かなりのバブル状態であり、いつバブルが弾けてもおかしくないという報道も見られるので、今後についてはかなり心配しています。
ただ、10~20年の長期単位でみれば、景気は右上がりになっていくのが自然という意見もあり、これを信じているので将来も少なくとも今と同じくらいの資産を保有できているとも思います。
また、自分の場合はデイトレーダーのような手法ではなく、いわゆるほったらかし投資です。ですので、日々の株価に一喜一憂せずに済み、これまで月に1回程度の資産状況を確認するというスタイルを貫いていきました。
これからについては、セミリタイア生活を始めたもののまだアルバイトなどもしていないので、運動がてら気晴らしがてらでアルバイトを行って生活費を稼ぐとともに、余裕があれば、株などに追加投資していきたいと考えています。
あわせて読みたい
-
- 「老後2,000万円」はどうやって準備・対応する?不安を解消するための取り組み3点
- 本当に老後2,000万円が必要?老後に本当に必要な金額と、老後のために今からできる対策をわかりやすく解説しています。...