1お金で苦労した思い出
お金に本当にケチだった祖母の、たんすの引き出しには…
私の父方の祖母には旦那さんがいませんでした。
つまり父には父親がいないということです。未婚で父を出産し一人で育てたのです。
お金がなく生活が逼迫していた事で父は高校進学を諦め、中学校を卒業すると働き始めました。
苦しい生活を送ってきた祖母は父のお給料をアテにするようになっていったのです。
やがて私の母と父が結婚をすると、次は母にもお金をせがむようになって。毎月5万円仕送りをしていたそうです。
「子供が産まれるとお金がかかる為、仕送りの金額を3万円に減額できないか。」と母が祖母に相談してみると、祖母は急に怒り出し「私の息子のお金で生活しているクセに!恩を仇で返すのか!」と母に激怒したそうです。
苦しい生活をしてきた祖母はお金の事に関してはすごくケチで他人には一切お金は使わない人でした。
お金をせびる祖母に嫌気がさした母は、祖母と縁を切り私が3歳になる頃から一切会っていませんでした。
それから祖母とのやりとりは祖母から一方的にかかってくる電話のみ。
私の誕生日やお正月などには電話がかかってきて、「プレゼント贈るわ」と言われるのですがプレゼントを贈ってくれた事は一度もありませんでした。
それから月日が経ち、祖母は10年前に他界しました。
遺品整理の為に祖母の自宅に初めて行ってみるとタンスの中やベッドの脇、押入れの中などから大量のお金がでてきました。
どうやら父が送っていた毎月の仕送りは一切使わず全て貯めていたようなのです。 自分が亡くなった時に、子供に残してあげられるものはお金しかないから──と。
本当はずっと一人で寂しかったのかなと祖母の気持ちを思うと、祖母に優しくできなかったことや会おうとしなかったことに後悔もありました。
この祖母の死をきっかけに、お金は貯めるだけでなく大切な人との思い出作りや楽しい時間を一緒に過ごす為に使わなければならないのだと痛感しました。
2現在の私
普段から「節約」を心がけて
普段から心がけている事や実施している事は節約です。
少しでも生活費を安く抑えて貯蓄に回したいと考えているので、自分の住むエリアのスーパーやドラッグストアにホームセンターなど、食料品から日用品までいつも購入する商品の価格を全てメモに取り価格を比較しました。
最初は大変でしたが、価格を全てメモして底値を調べることでどこのお店が一番安く購入できるか把握することができます。
日用品の安い店、生鮮食品の安い店、お肉や加工食品の安いお店と購入するお店を分けて買い物に行くようにし、コスト削減に努めています。
何件もスーパーを回るのは正直大変ですが、これも運動だと良いように解釈し節約しています。
一方で、食料品や日用品などを一生懸命節約するのですが、お洋服や靴などのファッション関連がすごく好きで季節ごとに新しいお洋服やファッションアイテムをチェックしてしまい、物欲がどんどん出てきてしまうのが悪いクセだなと思っています。
ネットでアパレルブランドの新製品を随時チェックしたり、SNSのチェックする習慣を絶たなければ行けないなと思います。
ついついタイムセールや送料無料につられてネットでポチッと買い物をしてしまうので、まず自宅にあるアパレル用品の断捨離から始めようと思います。
3これからの方針について
今のことだけでなく、1か月先、1年先、10年先も見据えて
本来であればまだバリバリ働ける年齢ですが、やりたい仕事を長らくしてきた私は家庭のために好きでもない仕事をしなければならないのはどうも納得がいかず、なかなか仕事を見つけられずにいます。
しかし、子供が大きくなるにつれて学費や習い事の費用もかかってきますし、父や母が定年しこれから介護費用がかかってくるかもしれません。
車の買い替えなど直近でもお金が必要だと感じることが多々あります。
家族の為、そしてこれからの自分の老後の為にもしっかりと働いてお金を稼がなければならないと実感したので、子供が小学校に上がるまでになんとか再就職すべく本格的に就職活動を行なっていきたいと思っています。
ただ、家族と過ごす時間は大切にしたいので、譲れない点をしっかり踏まえて子供に寂しい思いをさせないようにしたいと思います。
自宅内ではまず3年使用していない服や靴にカバンなどの小物をスッキリ綺麗に断捨離して整理整頓すること。
そして、今後不必要な物を買わないように、買い物をする前に本当にいる必要な物か考えて購入すること。
外食は特別な日以外は行わない。節約できる部分はしっかりしていきたいと思います。
目先の目標を明確に立て、1日先、1週間先、1ヶ月先のやるべき事をしっかりと把握し行動予定を立てて行こうと考えています。
お金はあればあるだけ安心かつ豊かな人生を送れる、そう思っています。